コミティア報告

                                                                                                           2014/09/04





現場に行ってない俺が「報告」する筋合いじゃないだろうが、間接的な報告をしとく。

雑草プロの南と土条と親友の嫌代の三人娘のコーナー「The・雑草」は、さほど芳しくなかったようだ。
それでも三人は刺激もあって、それなりに楽しんで来たようだった。

南の話によると、このホームページを見て、わざわざ千葉から来て、買ってくれた青年がいたとのこと。
ありがとう。

実は南も千葉の鴨川出身。これも何かの縁。
南は「幸運」を持ってる人間。買ってくれたその冊子は、いつか幸せを運ぶだろう。
いや、すでに君は最高の幸運を受けている。もし冊子を買ってなかったら、今頃はデング熱にうなされているだろう。

それよりも、もしこのホームページが何かの形になったなら、名乗り出てくれ。ファン第一号として宴会に招待しよう。それまでその冊子を大事に取っておいてくれ。

それはさておき、アニメーターと言っても様々な人間がいるから、何かと大変だ。
アニメーターになる人間は、やはり性格が素直な人間が伸びる。

プライドが高いと人の話を素直に聞かない。言われた事も守らない。
どんな職業でも同じだと思うが、素直に取り組んだ方が上達も早い。
そして年齢も若く始めた方が飲み込みも早い。

ここ雑草プロでも20才から始めた本男(仮名)も順調に伸びている。
身長が180センチ以上ある本男は、見かけによらず素直でおとなしい。
アニメ歴はまだ一年半だが、言われた事は必ず守る真面目な男だ。

先月は動画枚数が、楽な作品とはいえ千枚を超えた。
自宅は会社から徒歩二分。
家の手伝いを時々してるのか、トイレットペーパー持って歩いてる姿をよく見かける。

一方、自信満々の女の新人は全く駄目だ。(爬虫類タイプ参照)
本番の仕事さえ入れないくせに、生意気なことばかりほざいてる。
あとから入ってきた新人に偉そうにゴタクばかり並べてる。

駄目女「だからね、原画を描く時はタイミングが大事。一秒で三歩は歩けないし、一歩ぐらいでしょう!」
新人の男「はい!」先輩だから直立不動で聞いている。

こういう素人の「教えたがり屋」が一番困る。

俺は南に駄目女の出過ぎた行為を注意するように命じて、新人の男を別室に呼んだ。
そしてカミナリ!俺「この前も言っただろう!仕事出来ない奴には聞くなって!」

顔が青ざめてるのもかまわず続けた。「あの女は本番も入ってない練習生だぞ!トレス線さえ引けない、まともな絵さえ描けない素人になんで聞くんだ!聞くんだったら、ちゃんと原画描いてる人間に聞け!」
中に居る原画の人間だっていい気はしない。まして素人同然の人間に「原画論」など教えてもらっては困るのだ。

この女、よほど勘違いしてるのか、自分が上手いと思い込んでる。練習がてら描かせた絵は「絵」ではなかった。それでも自分を信じて他人に教えたがる。こういった勘違い人間は本当に困る。
南の方も厳重に注意したらしいが、こういう性格の人間は変わらない。そして絶対に「上司」にしてはいけないタイプだ。

やはり上達するには、まずは己を知ること。

雑草プロはいろいろあるけど、心はまだ見ぬ来年の新人に期待してる。
気分は「明日天気になあれ!」