井戸端会議

                                                                                                           2014/09/15





演出の橋本(仮名)から電話があった。

橋本「▲▲プロの作画監督の◎◎って、自分の会社の社長と男色関係なんだってねぇ、」

俺「うん、業界では有名だからな。」

橋本「その社長、アニメーター引退したあと、男芸者してたんだって?」

俺「詳しくは知らないけど、いろんな人から聞かされるよ。」

橋本「その社長とホモ関係にある作画監督の◎◎なんだけど、有名なアニメ制作会社が、破格の扱いで来て欲しいと、オファーしたのに激怒したらしいんだよ。僕を引き抜こうとすれば、ウチの社長がオタクの会社に怒鳴り込みに行きますよって、激怒したらしいんだ。」

俺「知ってるよ。アニメ界では有名な話だからな。」

橋本「おかしいだろ? 有り難い話であって、決して怒る話じゃないだろ?…親会社は金だって倍ぐらい払うって言ってんだぜ。」

俺「俺にはわからないけど、きっと男同士の愛は強いんだろうな…」

橋本「そうそう、だからどんなに大金積まれたって行かないはずだよ。俺はもっとヤバい事情知ってるよ。」

俺「なんだ?」

橋本「そのホモ社長、別にも男がいて、スタジオの建物をその愛人の男にプレゼントしたんだ。そのローンを払う為に中のアニメーターを必死で働かせてるらしいんだ。」

俺「知ってるよ、俺はその会社の内情に詳しい人間からも聞いてる。」

橋本「へえ~、そのタマ残しの愛人の男、今は◎◎◎◎◎の第□スタジオに居るんだ。」

俺「らしいね。」

橋本「その弟も変なんだよ。いろんなアニメ会社に行ってホラ吹いてる。最近は国会議員にまでやってるよ」

演出の橋本の話によると…

「小沢一郎君、お願いします。」

電話の相手は国会議員の小沢一郎さんの事務所だ。

事務員「只今、先生はこちらにいらしておりませんのですが…」

「いつも居ないじゃないですか!、この前送った陳情書は見てくれてるんですか!、今やアニメの下請け会社は大変なんですよ!、じゃあ、小沢一郎君には陳情書を見るように必ず伝えてくださいよ!」そう言って高飛車な言葉で電話を切る。

こんな電話を何度も見たそうだ。本人は「俺は国会議員にも意見を言えるんだ!」と自慢。
そう話す本人は、小沢一郎さんと知り合いかと言うと、そうではない。
いち国民としての意見である。それでも相手を「君付け」で呼べる「偉い人」なのだ。

再びアニメ界の病人が動き出してみんな戦々恐々している。

またアニメ界を揺るがす事件でも起こさなければいいのだが…