おじゃる丸騒動

                                                                                                           2018/06/16





その騒動をワイドショーで知った。
報道によれば、おじゃる丸の初代声優が、仕事だと呼び出されて、本編のアフレコだと思って行くと、本編とは関係のないオモチャグッズの声入れだったとのこと。
そうなると、権利も発生するから、そのことを女プロデューサーに言うと、生意気だと激怒。
その女プロデューサーから、「この世界で通用しないようにしてやる!」と恫喝され、次のシリーズから主役の声を降ろされたという、そんなパワハラ騒動。
このパワハラは何年も前の出来事らしいが、最近も他にも似たようなパワハラがあったらしい。
そこで声優が意を決して、過去も含めてのパワハラを公表したらしい。

率直な感想として、俺の長年のアニメ界の経験だと、そういったパワハラはありうる話だと思った。
こういった人間はどの世界にもいるだろうし、アニメ界にもパワハラはある。
そもそも、「この世界で通用しないようにしてやる!」と言う言葉は、アニメ界でもよく聞くセリフだし、俺も過去に何度か言われた経験がある。
そんな言葉を発する人間は、だいたいが男だが、男の場合は口だけで、それを実行する男はあまりいない。

だが女になると、本当に地位やバックにいる権力者を使ってそれを実行する。
俺の経験上、「女権力者」は、権力を手に入れると、それを盾に力でねじ伏せてくる。
そういった女は、上には真面目な女性を演じて気に入られ、下は見下し恫喝して徹底的に強い。
そんな人間に限って、バックの後ろ盾が無けりゃ何も出来ない人間なのだ。

このホームページでもいくつか載せたが、虎の威を借りる輩は、俺のアニメ界での経験では、女の方が多かった。
プロデューサーの嫁だと言う事をいいことに、傍若無人に悪態パワハラを繰り返した女アニメーター。
仕事を干すと脅しをかけてきた大手のアニメ会社の女プロデューサー。
「アタイをナメんじゃないよ。」とバックのヤクザの名前を出してきた馬鹿女。
はたまた民族差別をする制作畑の人間もいた。(そうだったよな、相棒の南)

一番タチが悪いのが、女を利用して権力者の力を借りる女だ。
赤村プロにも「叩き山」(仮名)という目狐が居た。
自分がヘマをして、こっちが望んでもいない土下座までして素直な女を演じ、権力者を味方に付けるやいなや、俺や南に吠えてきた。
俺の目の前で、小遣いまで貰っていやがった。いやあ、タチの悪い女の武器は凄い^_^;

話を戻そう。
おじゃる丸騒動では、主役の声優が「この世界で通用しないようにしてやる!」と恫喝された次のシリーズから、突然主役を降ろされた事実が、どうしても引っかかる…
普通に考えて、本人が病気でもないのに、アニメ作品の主役の声が、突然代わるというのはおかしな話だ。
事の繊細はわからないが、突然の主役の声の変更という事実があったなら、それはそれほどまでの大きな力が働いたという結果だろう…

その女プロデューサーを知るワイドショーのコメンテーターによれば、「その女性はたいへん綺麗な方で、上の方に大変気に入られるタイプです。」と意味深なコメントをしていた。
まさか、前記の「叩き山タイプ!?」Σ( ̄□ ̄)!

NHKさんに望む事は、尻拭いだけはしっかりやって欲しい。
アニメ界には大企業や組織では解決出来ない、様々な闇もあるのだから。
それをいちいち組織の責任だと位置付けてたら、問題は次から次ぎへと噴出する。
NHKサイドは契約の問題で、パワハラは無かったと否定してるらしいが、アニメで突然の主役交代なんて聞いた事もない。
ここでしっかりした対応をしないと、また隠れた膿は噴出する。

正直言って、NHK関連のアニメ会社のパワハラや恫喝を言い出したら、いくらでもある。(NHKに限らず)
全ての関係者の人間性を全員管理するのは、どだい無理な話。
ただし、出てきた問題だけはしっかり対応するべきだ。
手っとり早いのは、問題のある会社や個人は使わないこと。真摯に調べればわかる事だし、日大の対応みたいじゃ、ますます穴を広げるだけ。
喉元過ぎれば何でもありの歴史は、一部のアニメ界の歴史なのだ。

スポーツ界から始まって、政界、アニメ界とパワハラブーム。
ごく一部の「えげつない」パワハラが出てくるだけで、日本中にはいっぱいあるんだろうな…

おじゃる丸の主役だった声優さん、あなたの告発した事が事実かどうかは断言できませんが、突然主役を降ろされたのは、あきらかに不自然だと思います。
そして、その仕打ちは法には触れてなくても、理不尽で信頼関係を損ねるやり方だと思います。
アニメ界は信頼関係だけで成立している世界。アニメーターは作品とは契約書も無く、口約束の信頼関係だけで仕事をしている世界。
もしその信頼関係を破棄するような作品だったとするならば、その作品とサヨナラ出来たあなたは、むしろハッピーだったと思います。

残念ながら、アニメ界からの応援を期待するのは無理です。どんな問題が起こっても、どこもみんな「他人事」ですから。
またあなたは、この騒動に光が当たるほど存在感があったという事です。
これが一人のアニメーターだったら、鼻も引っかけられないで、問題にすらならなかったでしょう。サンドバックのように打たれ、泣き寝入りで廃棄していく人間が通例。
ですが決して泣く事ではありません。地位と虎の威を借りるしか能の無い、そんな可哀想な人間を笑って哀れんであげてください。
そして今後の活躍も期待してます。

昔、ある有名な漫画家が、ある民放のテレビ局に呼び出され、「お前の漫画をアニメにしてやる」とばかりに横柄な態度だったそうだ。
ところが、キャラクターだけ作らされて、自分の原作とは全く関係のないアニメになった。
そんな話をある回想録で読んだ。たぶんその民放は、権利だけはしっかりと頂いたのだろう。

今回の騒動も結局は、権利絡みのパワハラなのだろうか…
♪まったく、まったく、まったくなぁ~♪^_^;