新聞業界の暗部

                                                                                                           2025/02/03





新聞を取ってる家庭は販売店から、知らない間にランク付けをされて見下されてる事を知ってるだろうか?
俺がその事実を知ったのは先月の出来事だった。

先月読売新聞のチラシで、「読売新聞を知人に紹介して契約が成立した場合、その紹介者には5000円の商品券をプレゼント!」のチラシが入っていた。
そのチラシに驚いた。こちらは何十年も読売新聞の愛読者だが、毎回契約の度にくれるのは「洗剤二個」だけだ。金額にして数百円だ。そのチラシにカチンときた。購読者でもない紹介者と長年の愛読者との間には、あまりにもサービスの差があり過ぎる。今年になってから新聞料金の値上げをしておきながら、これではあまりにも長年の愛読者をバカにしてる。
たまたま先月が新聞の契約が切れる月だったので、再契約に来た販売店の人間に、その事を抗議して再契約を断った。

それから数日すると、別の読売新聞の勧誘員が 再契約してくれと現れた。
俺「あのチラシは何ですか、あまりにも常連をバカにしてますよ。こっちは長年取ってても毎回、毎回洗剤二個ですよ。」
勧誘員「申し訳ありません。実は再契約時には、ウチではバイトの店員を使っていまして、いたらない事があったと思います。本当はこんな事は言いたくないんですが…」と読売新聞の営業所のグチをタラタラ言いだした。そのうち営業所の内部資料を取り出して俺に説明を始めた。

勧誘員「前回も前々回も伺いましたスタッフは学生バイトでして、学生バイトには洗剤二個で契約取って来いと指令が出されるんです。」と、内部資料を見せて熱弁。そのデータには謎の記号とバイト学生の氏名、また他の契約者の住所と氏名。他の家庭のデータまで細々とある。そこには俺の名前まであった。余白には前回のサービス品が洗剤二個とまである。
早い話が購読者のランクデータで、うるさい客にはビール券や米のサービスで、おとなしい客には洗剤二個で済まそうという魂胆なのだ。
その内情に内心驚いたが、この時は勧誘員の熱弁と秘密の暴露をしてくれた「正直さ」に納得してしまい、油二本と洗剤1個で再契約してしまった。

しかし、よくよく考えてみると恐ろしい。勝手に個人情報を作られて、その個人情報をいつ流出されるかもわからない…
それにつけてもランク付けデータで、客の足元をみてサービスの格差を画策してるのが腹立たしい。自身の業界の暗部を曝して、まるで自分は善人ですよとばかりにアピールして契約を取る…そう思うとだんだんムカムカしてきた。

翌日。 その営業所に解約の電話をした。 担当者が居なかったので「この電話は録音してください。」と女性店員に全てを報告した。女性店員は驚いて解約を納得してくれた。その数時間後。前日のバカ勧誘員が詫びにきた。
バカ勧誘員「大変不愉快な思いをさせて申し訳ありませんでした。」との言葉はあったが、油と洗剤はしっかり持って帰った。
本当に迷惑をかけたと思ったら、油と洗剤ぐらいは置いていけ。最後までミミッチイ男だった。

読売新聞に限らず、他の新聞の販売所も何かしらのデータ収集はしているのだろうが、それを顧客に出して利用するのは問題だ。
今回の出来事でわかった事は、新聞の1年契約をすれば紹介者に5000円のサービスをしても、販売所は儲かるという事だ。新聞の購読者の皆様、洗剤二個でなめられて騙されないように。
それよりも、こんな大馬鹿がいる限り個人情報の流出の恐れもあるので、例え新聞勧誘員といえども気をつけよう。

この男と同じように情けないのが民放の報道機関だ。フジテレビ問題で文春が一部の訂正記事を出したら、鬼の首を取ったような文春批判。
それまでは文春の記事に「おんぶに抱っこ」の状態で乗っかかっておきながら、文春が訂正記事を出すと責任を全て文春に押し付ける。 開いた口が塞がらない。
他人のふんどしで相撲を取っておきながら、負ければ「ふんどしが悪かった」と責任転換するのと同じ。その批判すら専門家まがいの人間やヨイショタレントの口から言わせての責任軽減。世間に自らが馬鹿だと晒してる。

世間はそこまで馬鹿じゃない。だから世間はテレビよりも文春を信用する。「ジャニーズ問題」にしろ、テレビは見て見ぬふりして黙りこんできた。
そして憶測だらけの「おばさんの井戸端会議」を垂れ流しながら、都合が悪くなると「憶測はいけません」とのたまう。
やってる事は責任を他に押し付け、善人ぶった新聞勧誘員とやってる事は全く同じ。テレビが信頼されるためには、早く自分達の卑怯な愚かさに気が付くべきだ。

日本のメディアがこの程度だから、アニメ界の一部の 歪んだ性接待疑惑や数々の暴力的支配、または宗教的支配の闇は無視され続けられるだろう。利権が絡むと皆口を閉ざす日本。ああ情けない…