今だから話そう
2026/04/13赤村プロの騒動は数限りなくあるが、過去には社長が知らない「裸の王様」みたいな話もあった。
俺が赤村プロを辞める前に、「甘崎」の引き抜き騒動があった。 制作の甘崎が他に引き抜かれるかもしれないという騒動だった。
話の内容はこうだ。
俺が赤村プロを辞めた後に、ある著名人と会社を立ち上げて、甘崎を引き抜こうという騒動だった。そして甘崎に対しては、赤村プロ以上の金を支払うという内容だった。そして、この話は少なからず社長に動揺を与えた。
例えクソ会社の赤村プロでも、会社の奴隷の甘崎が辞めたら、会社は回らなくなる。社長兄弟は会社の実務は一切しない。全てが甘崎任せ。
社長兄弟は仕事は何もしない。唯一することはアニメーターの金のピンハネと、甘崎に対して悲惨なパワハラをすることだけだった。全てがイエスマンの奴隷の甘崎が辞めたら大変なのだ。
さて、俺が何故ボンクラの甘崎を引き抜こうとしたのかと言えば、この話は俺と甘崎の仕組んだ 狂言だった。
そもそも、この話が発覚したのは、甘崎が自ら社長に報告してワナにかけたのだ。
甘崎に対する社長兄弟のパワハラは異常だったし、俺としてもおとなしく穏便に辞めたくはなかった。そして 甘崎と組んで事を運ぶことにしたのだった。
俺「いいか、すぐさま社長に報告しろよ。そうすれば社長は焦って、しばらくはそっちに対しての無理難題は少なくなるだろうからな。」
さっそく甘崎からその話を伝え聞いた社長は驚いて、すぐさま甘崎と話し合ったようだった。
数日後、俺は社長に呼び出されて、甘崎同席のもと会議が開かれた。
社長「話は聞いたよ。そこで甘崎と話し合ったけど、甘崎は行かないって言ってる。」
甘崎の引き抜きを阻止したと思ってる社長は、得意満面の表情で、自分は人徳があるんだというような話ぶり。
社長「そうだよな甘崎。」
甘崎「あっ、はい。」
甘崎を見ると、社長と徹夜の話し合いだったのか、疲れ果てていた。それでも下を向いたままクソ芝居をしてる。
甘崎は芝居が上手い。社長兄弟の数々のパワハラから逃れる為に身に付いた技だ。
俺は可笑しさを堪えながら、この話し合いを楽しんだ。そんなくだらない茶番劇だったが、裸の王様を見ているようで愉快だった。
翌日甘崎と会った時に聞いてみた。
俺「どうだ、面白かったか?」
甘崎「少しはね。でも一時的だよ。あの性格は変わらないよ…」
こんな俺の狂言なんて可愛いもの。そもそも甘崎や社長の弟でさえ、陰では社長を馬鹿扱いしている。面と向かえばオベンチャラで、裏では社長に内緒で、かなり悪どいことをしている。それでも繋がってるのは、社長が金づるだからだ。
特に弟は金に汚い。長い俺の人生の中でも、これほどまで金に汚い男は見たことがない。まるでハイエナみたいな男なのだ。そのみみっちさは驚きを通り越して、むしろ哀れむぐらいだ。一番の好物は社長の金。兄貴の社長を騙して会社の金をむさぼり食う。
全く使えない男だが、中にいるアニメターも他では使えない連中ばかり。他社でハジかれた連中ばかりだから、他社の半分以下の低賃金でも喜んで働く。そのピンハネした金で経営陣は食ってる。
大手の会社から資金援助も受けて、金銭的には裕福だが、 社長の人生は破綻している。毎日得体の知れない霊に怯え、時々警察に通報する始末。頭の中は脅迫観念で、自ら悪魔を作り出して怯えているのだ。そのイライラのはけ口を他人に向ける。
だが、赤村社長が恐れる「悪魔の存在」は、あながち否定できないものもある。
ここからが今回の検証だ。
赤村社長は一体何を恐れているのか? そして赤村社長が言う悪魔とは何なのか?
赤村社長にしか見えない得体の知れない現象は、子供時代の母親の死によって、始まったようだ。そして上京して虫プロに入ってからも、時々不可解な言動で周りを驚かせて、呆気にさせたと言う証言もある。特に社長独特の悪魔論が始まったのは、赤村プロのビルが建ってからだった。
赤村プロの社長が住む土地は、日本中を震撼させた「女子高生籠の鳥事件」の犯人が住んでいたアパートの跡地である。これが話の重要なポイントになる。その犯人と赤村プロは、奇妙な因果関係がかなりあるのだ。おそらく赤村兄弟も知らない事実が浮かび上がってくるのだ。
いろいろ詳しく調べてみると
●籠の鳥事件の犯人の母親は若くして死亡している。(赤村社長と同じ)
●その犯人には弟がいる。(赤村社長と同じ).
●犯人の「父親」は再婚している。(赤村社長の父親と同じ)
●犯人には、腹違いの妹がいる。(赤村社長と全く同じ)
●犯人は離婚歴がある。(赤村社長と同じ)
●犯人には別れた娘が存在する。(赤村社長と全く同じ)
●犯人は前科があり、出所後は別名を名乗って生活していた。(赤村社長も出所後にペンネームで活動)
これらの事実は赤村社長と全く同じなのだ。
●そして社長はその犯人と同じように、日本中を震撼させた監禁事件を引き起こしていく。(新聞報道もされた)
これだけ奇妙な偶然が重なると、何かあるのかと肌寒くなる。
細かい事を言えば、まだまだある。犯人は当時の、大家さんに風呂を作ってくれとお願いして断られている。(犯罪記録にて)
●時が流れ、現在その敷地内に住む甘崎も、犯人と同じように現在の大家の赤村社長に風呂が欲しいとお願いして断られてる。(社長との雑談の中から知った事実)
●その甘崎は犯人と同じ神奈川県出身。(犯罪記録にて)といった具合いに甘崎も犯人をコピーしてる。
まだある。
●社長の通っていた「敬愛病院」は女子高生が拉致された現場だ。(社長は幻聴で通院)
●犯人は犯行前に江古田に住んでいた。(社長もそうだ)
●そして犯人の性癖はフツーじゃない。(社長も変わった性癖がある)
オマケに犯人は「アイム・ロンリー・マン」という私小説を書いているが、まさに赤村社長とリンクする。
よく類は類を呼ぶと言うが、これほどまで生い立ちから類似した奇妙な関係は稀だ。
まるで過去の犯人に導かれるように、赤村社長は同じような犯罪を犯していく。いやそれ以上の犯罪を犯した。精神的にも肉体的にも、あの地で数多くの人間の人生を狂わせ続けたのだ。
気味が悪いのは実はこれだけじゃない。
言いたくはないが、ごく一部の人間しか知らない事件もある。あの事件の後に、社長の娘が巻き込まれた陰惨で残酷な事件もあるのだ。
こういった表に出ない赤村プロの歴史を振り返れば、まるで何かに呪われてるとしか思えない。いや、呪われている。その呪いに効力があるか、どうかは別として、生き霊から呪われてるのは事実だ。
赤村家の不幸は娘だけじゃない。社長は一時脳梗塞で倒れ、今では文字さえ書けない。また奥さんも病気で生死をさ迷い、日常生活もままならず一切家事が出来ない。そして弟はうつ病で、精神不安定な生きるマザコン…
社長は今では教会に救いを求めてるようだが、その内情は社長が善人で他人が悪人といった図式だ。
甘崎は今でも強制的に、悪魔払いや護摩たきをやらされてるのだろうか?…そんなことを他人に押し付けるよりも、まず社長本人が悪魔払いした方が平和になる。
俺は神も悪魔も信じないが、赤村社長の前に現れる怪現象だけは否定はしない。多くの人間を肉体的にも精神的にも破壊したテロは、その報いがあって当然なのだ。
赤村プロの被害者達がこれを読んで、少しでも怒りを抑えてくれる事を願う。